教師のすすめ。 学校が辛い、悩める先生の希望の光

教師一筋10年!少し変わった教師道!だけど楽しい教師道!

生徒に玉ねぎを丸かじりさせるな!


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今回のテーマ

生徒に玉ねぎを丸かじりさせるな!

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いつも読んでいただき

感謝しています(о´∀`о)

 

久保田トモロウでございます!

 

 

前回、

地獄の職員室の話を

お伝えしましたが(笑)、

 

その会話の中で、

ちょくちょく出てくるのが、

 

 

『こんなこともできないんですよ!』

『なんで、あれが分からないかなー?』

『寝てばっかりで、やる気ないし!』

 

というもの。

 

特に、

 

数学の先生方には多いかもしれません(笑)

 

↑決して、久保田が数学が嫌いだったからというわけではないですよ(*^▽^*)

 

 

私も、

そう言いたくなる気持ちは分かるんです(笑)。

 

古典の現代語訳などで、

 

前後の文脈から明らかにこうだ!

間違いようがない!

 

という問題に、

間違える生徒がいると、

 

 

『えっっ!!

いくらなんでもこれは

分かるでしょ!?』

 

と思ってしまいます(笑)

 

 

でも、

古典が嫌いな生徒にとっては、

そんなものですら、

訳が分からない。

 

 

例えば、

古典の問題を

 

たまねぎ

 

とした時、

国語の教師をするぐらいですから、

たまねぎが大好きなわけです。

 

生でも食べられちゃう(笑)

いや、むしろ、

新鮮なたまねぎの方が、

辛みを感じられて

 

たまらないっっっ(о´∀`о)

 

と思ったりするわけです。

 

そんなんだから、

 

 

『みんなも玉ねぎが好き!

 

好きとまでは言わなくても、

 

ドレッシングかければ、

いくらなんでも食べれるだろー。』

 

とか思ってしまうんですね(笑)。

 

 

ひどい先生になると、

 

『我慢しろっ!

世の中はこんなもんじゃないぞ!

こんなたまねぎも

食えないようなら、

社会出てから困るぞ!!!!』

 

 

とか言うわけです(笑)

 

 

それって、

教師ですか??

 

教師の仕事って、

嫌いな食べ物を無理矢理食べさせること??

 

 

違いますよね??

 

 

たまねぎの魅力を知らない生徒に、

たまねぎの美味しさ、

栄養、

奥深さを、

食べることによるメリット、

それらを

生徒に伝えるのが仕事ですよね?

 

いきなり、

生のたまねぎ出して、

『食えっ!』

って、そんな飲食店あったら潰れますよね(笑)?

 

まずは、

オニオングラタンスープ

を作るんです。

 

生徒『うわー、これ美味しいっ(о´∀`о)!』

教師『そうだろー?

           実は、これ、たまねぎで作ってんだぞ!?』

生徒『えっー!?まじっすか!?

            どうやって作るんですか!?』

教師『実はな・・・』

 

 

とう言う感じで、

まずは、

たまねぎを感じさせない工夫をする。

 

にも、

関わらず、

気づけば生徒はたまねぎが大好きになっていて、

次第に、

生のたまねぎでも食べられるようになる。。。

 

というのが、

教師の腕の見せ所だと思うのです。

 

だって、

たまねぎの良さを誰よりも知っているはずだから。

 

たまねぎの魅力を、学校の中で一番知っているはずだから。

 

 

どうすれば、

たまねぎの良さを活かしつつ、

どうすれば、

生徒達が嫌がらずに、

喜んで食べてくれるか!?

 

 

家庭のお母さんですから、

野菜嫌いな子どもに、

野菜を食べさせる工夫をしているのに、

 

 

プロである私達が、

それ以上の工夫ができないわけがありません!

 

そのための教員免許なんだから。

 

その工夫を怠けて、

 

 

『根性無さすぎ!やるき無さすぎ!

俺は皮ついたままでも、

丸かじりできたのに・・・』

 

って、

あなたが特殊なだけです(笑)。

 

 

みんながみんな、

あなたみたいにはなれない。

 

 

 

それに、

たまねぎが食べられないからといって、

実はそんなに人生困らないから、

生徒の方でも、

そこまで必死に

たまねぎを食べたいとも思わないわけです。

 

原付の免許の勉強とかだったら、

隠れてでも、

必死にやりますからね(笑)

 

 

 

たまねぎを

飴色なるまで炒めて、

チーズをかけて、

オーブンで加熱したら、

良い匂いがするわけです。

 

 

 

たまねぎが嫌いな生徒ですら、

オニオングラタンスープの、

美味しそうな外見を見ると、


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『食べてみたいっ!』

 

と思うわけです。

 

 

そんな料理を、

毎時間、毎時間出されたら、

 

生徒達はあなたの授業が

楽しみでしかたなくなりますよね。

 

 

私も含めて、

多くの先生は、

自分があれほど不味いと思っていた

生のたまねぎ丸かじりを、

 

 

何故か自分が

教師になったときに、

生徒に出すんですよね(笑)

 

 

でも、

ちょっと調べたり、

工夫すれば、

絶対に生徒の反応が明らかに違う

授業ができるはずなのです。

 

 

例えば、

源氏物語の勉強をするときに、

 

フジテレビさんが、

源氏物語誕生1000年記念として、

 

莫大な費用をかけて作成した、

 

源氏物語千年紀Genji』

 

というアニメを観せます。

 

 

源氏物語千年紀 Genji 【初回限定生産版】 第一巻 [DVD]
 

あさきゆめみし

を使われる先生もいらっしゃいますが、

 

YouTube世代の子らに、

あの絵と文字数は、

若干ハードルが高いです。

 

料理でいえば、

オニオンフライぐらいでしょうか(笑)?

たまねぎ嫌いにはまだちょっと辛い。

 

でも、

このアニメなら、

かなりスムーズに、

抵抗なく、

源氏の世界観に触れることができます。

 

 

教科書でやるより、

何千倍も分かりやすい(笑)

 

この全10話ほどのアニメを、

授業の冒頭15分に観せるだけでも(全12回)、

 

古典というものに対する拒否反応は、

相当薄れます。

 

『あ、同じ人間なんだ!』

光源氏って、

とんでもない奴なんだ!』

平安時代って、こんな感じなんだ!』

 

 

親しみが全然違う。

 

 

それを、

まずは動詞の活用から!

とか、

助動詞を覚えてさせなくては!

とか、

そりゃ、

嫌いになりますよ(笑)

 

 

まずは、

誰でも好きな、

子どもにでも食べられるようなメニューを

作るんです。

その工夫をするんです。

 

 

だって食卓に、


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が出てきた時と、


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が出てきた時じゃ、

リアクション違うでしょ(笑)???

 

嬉しさが抑えきれない(笑)!!!!

 

 

さぁ、

来週の授業は、

オニオングラタンスープを

つくりましょう♪

 

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今回のまとめ

オニオングラタンスープを創ろう