教師のすすめ。 学校が辛い、悩める先生の希望の光

教師一筋10年!少し変わった教師道!だけど楽しい教師道!

教師なら知っておくべき人【木下晴弘】①

本日のテーマ 

馬に水を飲ませるためには?

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前回の大村はま先生のに引き続き、

今回は、

 

木下晴弘先生

 

を紹介をさせてください

 

ココロでわかると必ず人は伸びる

ココロでわかると必ず人は伸びる

 

 

涙の数だけ大きくなれる!

涙の数だけ大きくなれる!

 

 

木下先生は、

とある塾の、

 

 

カリスマ塾講師

 

だった方で、

現在は独立して

会社を経営されています。

 

 

講師時代、

彼のクラスに通う生徒の100%が

 

授業に満足している!

 

と、アンケートで答えるほどの

超スゴ腕の塾講師でした!

 

100%って・・・(笑)

 

では、木下先生が

最初からそのように

生徒から支持されていた先生かと言うと

 

全くそんなことは

ありませんでした(笑)

 

↑安心するよね(笑)

 

 

むしろ生徒から

 

『僕たちを志望校に受からせたいなら、

 

先生が塾の講師

辞めてくれませんか!?』

 

と酷評されるほどのダメ講師だったそうです。

 

しかも、その時の木下先生は、

 

前回紹介した、

悪い例

のお手本のように(笑)、

ベクトルを自分に向けることなく、

 

生徒のせいにしていたそうです。

 

ところが、

そんな木下先生の様子を見たある先輩が、

 

『俺の授業を見に来い』

 

と誘ってくれたその授業で、

木下先生の価値観が180°変わります。

 

 

教室への入り方、

間の取り方、

授業の導入、

話しのテンポ、

授業の進め方など、

それまで自分がしていた授業とは

 

すべてが違っていたそうです。

 

異次元の授業。

 

当然、子ども達から向けられるまなざしも、

木下先生に対するそれとは

全く違ったのだと思います。

 

木下先生はその日から、

先輩の授業のやり方を徹底的に真似し、

自らの授業を根本的に変えていきました

 

木下先生は、

 

ある勘違い

 

をしていたと語ります。

 

 

それまで、

 

”自分”がして欲しいこと

を一方的に伝えるだけで、

 

 

”子ども”たちがしたいことや、

”子どもたち”の気持ちに対しては、

 

全く関心を寄せていなかったということです 。

 

馬を川まで

連れて行くことはできるが、

水を飲ませることはできない

 

的なことわざがありますよね??

(↑アバウト(笑))

 

まさにその境地にたどり着いたそうです。

先輩の授業を見学してからは、

 

 

どうすれば

子供たちのココロが動くか!?

感情が動くか!?

どうすれば勉強をしたくなるか!?

 

そこに焦点を当てて

授業をするようにしたそうです。

 

 

アンケートの評価は分かりやすく

上がりました(笑)

 

まさに、

教師が変われば子どもが変わる!

の見本!

 

ついに、

100%の子どもが、

『満足』と評価する、

トップ講師の仲間入りを果たすのでした。

 

木下先生の授業風景を紹介する上で、

イメージしやすいのが、

 

 

昔、東京の下町にあった

電気屋さんのお話です。

 

 

戦後すぐの貧しい日本で、

その小さな電気屋さんは、

電気毛布を売りはじめたそうです。

 

しかし、不良品ばかりでちっとも上手くいかない。

 

次に、炊飯器を売り始めるのですが、

やはり失敗ばかり。

経営状態はかなり厳しいものでした。

 

『これ、あかんと思うやろ!?』

と木下先生がそう言うと、

 

子ども達は、

『あかん!あかん!』とうなずきます。

 

 

『でな、

その電気屋は必死になって、

ようやく事業を安定させるんやけど、

こともあろうに、

この会社の社長自身が

おかしなことを言い始めるんや』

 

子ども達は真剣に、

木下先生の話に耳を傾けます。

 

『実はこの社長な、

ようやく安定した会社の名前を、変える!

と言い出したんや 。

会社の名前なんて変えたら、

看板も変えねばならんし、

取引先にも迷惑がかかるし、

名刺だって作り直さなあかん。

 

そんなんアホやろ!?』

と木下先生が言うと、

 

『アホや』

『アホや』と

子ども達も一斉にその社長の事を悪く言います(笑)。

 

『しかもな、

その会社の社長さんが

名前を変える理由っていうのは、

”今の名前のままだと

世界では戦えないから”

というものだったんやで。

ほんの小さな、東京下町の電気屋やで!?

何が世界やねん!?

って思うやろ!?』

 

『思う!思う!』

 

『当然、従業員たちも反対したんやけど、

その社長の決心が揺らがんかった 。

新しい企業の名前はなんにしたと思う?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SONYや』

 

 

一瞬の間をおいて、

『えー!?うそー!?』

『まじで!?すげーーー!』

と子ども達は大興奮します。

 

↑しますよね(笑)。

私も、読みながらしましたもん(笑)。

 

 

 

『今や世界的な大企業のSONYも、

昔はほんの小さな町の企業だったんや。

もし、その時、社長が名前を変えなかったら、

そこまでの企業にはなっていなかったはずや。

お前らも今は、

実力のないちっぽけな存在かもしれん。

でもな、諦めずに努力を続けたら必ず大きな成果を残せるんや。

だから自分の可能性を諦めたら、

あかんぞ!!』

 

 

その日の夜、

その話をきいた男子中学生のお母さんから、

問い合わせがあったそうです。

 

『先生、息子が家に帰ってくるなり、

『俺はソニーになる!』

なんて言って机で勉強を始めたんですけど、

ソニーって何のことですか??

なんか気持ち悪いんですけど』

 

効果は2週間ほどで切れるそうですが(笑)、

 

でも、

同じような話を100種類用意すれば、

子ども達は、

 

200週間

 

高いモチベーションを維持できますよね?

 

木下先生は話の中で、

 

『家に帰っても勉強しろ!』

とか、

『宿題ちゃんとやれ!』

 

なんて一言も言ってません。

 

子ども達のココロに火をつけただけ。

ただ、それだけ。

 

でも、

それこそが、

教師にとって何より大切なことであると、

木下先生は教えてくれました。

 

 

本の中には、

涙が出てくるような話が、

本当にたくさんあります。

 

絶対に絶対に、

読んだ方がいい一冊です!

 

 

 1+1=2ができない人には、

1+1=2が教えられないように、

 

あなたのココロに

火がつかなければ、

子どものココロに、

火はつけられない!

 

と思います。

 

まずは、

あなたがたくさん感動して、

涙を流せるような、

人間くさい教師になってください。

 

 

2040年ごろには、

 

『技術的特異点(シンギュラリティ)』

 

というものが起こり、

 

AIが人間を越すらしいです。

様々な点で。

 

 

その時に、

ただ単に知識を教えるだけの教師は生き残れません。

『そんなのスマホでググれば

一発じゃん!』

 

という時代が来ます。

いや、もう来てるか?

 

 

だからこそ、

 

グーグル先生にはできないことを、

あなたがするのです。

 

その決意さえあれば、

面接官のココロに火をつけることぐらい、

楽勝でしょ(笑)?

 

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本日の今回のまとめ

    俺はSONY になる!