教師のすすめ。 学校が辛い、悩める先生の希望の光

教師一筋10年!少し変わった教師道!だけど楽しい教師道!

ノームについて


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今回のテーマ

ノームについて

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本日は

 

ノーム

 

についてのお話です。

 

この話も、

木下晴弘先生の本に書いてあったもの。

 

本当に良い本なので、

一度はお読み下さい!

 

ココロでわかると必ず人は伸びる

ココロでわかると必ず人は伸びる

 

 

涙の数だけ大きくなれる!

涙の数だけ大きくなれる!

 

 

さて、

ノームというのは、

地底に住む、

白ひげをはやした、

小人のおじいさん

 

 

ではなく(笑)、

 

 

基準

 

 

規範

 

という意味の言葉です。

 

教師をする上で、

この

 

ノーム

 

 

意識している

 

のと、

 

意識していない

 

 

のとでは、

大きく差があると私自身思ったので、

紹介させていただきます。

 

例えば、

教師が、生徒の前で話をする時、

 

『はい、話をやめて、前を向いてください』

 

とか言いますよね。

 

 

その時に、

必ず一人ぐらいいると思うのですが 、

 

手元で何かいたずらしたり

 

ちょこちょこと、横の人にと話しかけたりと

 

 

 前を静かに向かない 生徒がいますよね(笑)?

 

 

 

その時に、

教師が、

 

『 一人ぐらいだから、

まっいっか!』

 

 

という気持ちで、

その生徒に注意せずに、

見逃してしまうと、

教室にいる子ども達の中で、

 

 

『この先生は、

静かに前を向けといって、

前を向かなくても、注意しない。

つまり、

この先生の言うことを聞かなくても

注意されないんだ!』

 

という暗黙のルールのようなものが生まれます。

 

基準が生まれます。

 

それこそが、

ノームです。

 

そのノームが一度出来てしまうと、大変。

 

しばらく経った後に、

 

生徒が誰も話を聞かなくなり、

教室がかなり騒がしくなった時に、

 

『静かにしなさい!』

『 ちゃんと前を向きなさい!』

と厳しく注意しても、

 

全く効果がない

 

ということが、

教育現場においてかなりあります。

 

 

子ども達の中に、

『この先生の言うことは

きかなくてもいい』

というノームが出来上がっていますから。

 

だから、

よく学校では、

 

『黄金の2週間』

 

とか言われますね。

 

この2週間に、

『話は静かにきく』

『先生の言うことをきく』

という、

 

良いノーム

 

を定着させることができれば、

 

その後の学級経営が

とってもスムーズにいくと言われてます。

 

 

もし、

『前を向きなさい』と言った時に、

一人でも前を向かない子がいたら、

話を進めずに、

きちんと前を向かせるという

指導が必要になってくるわけです。

 

 

教師になろうとしている方には、

是非知っておいて欲しいお話です。

 

 

あと、子育て中とかにもよく言われますよね。

 

お母さんが

『駄目よ!おやつは買いません!』

と言った時に、

子どもが泣き叫びます。

 

『買ってー!買って買って買って買って買って買って買って買って買って買ってー!!!!!!!!!』

 

お母さんが、

根負けして、

『もう、しょうがないわね・・・!今回だけよ!』

とおやつを買ってあげてしまうと、

 

子どもとの間に、

『お母さんは、

泣き叫べば

言うことをきいてくれる』

というノームを生み出してしまうわけです。

 

問題は、

このノームが出来てしまうと、

母親の方も、

何となくノームに

逆らいにくくなってしまう

という点だと、個人的に思っています。

 

 

すごく、

注意しにくいんですよねー・・・。

 

『これが、普通じゃない?

基準でしょ?何が悪いの!?』

 

という人達に対してノーを伝えるのは・・・。

 

 

 

だから、

やっぱり教師には

 

毅然とした態度が必要なんだ!

 

と私も、

しみじみ思ったお話なので、

紹介させていただきました。

 

誰かのお役に立てれば幸いです。

 

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今回のまとめ

悪いノームを駆除しよう!