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授業で使える!『子』について


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今回のテーマ

授業で使える!『子』について

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新年明けまして

おめでとうございます

いつも読んでいただき

感謝しております(о´∀`о)

 

 

久保田トモロウでございます

 

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

いよいよやってきました

2020年はオリンピックイヤー!

 

世界中の人が、

日本のおもてなし精神を

 

どれどれ

 

と、

観に来られる、

日本にとっても

大切な年だと思います。

 

 

さて、

そんな2020年ですが、

今年の干支は『子』。

 

 

十二支の最初の動物、

 

ネズミさんですね。


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どうして

ネズミさんが一番先に来るのか、

 

 

どうして

去年の干支である

イノシシさんが最後なのか、

教えてくれる

有名な神話がありますよね。

十二支のはじまり (日本の民話えほん)

十二支のはじまり (日本の民話えほん)

 

 

私は、

国語の教員なので、

こーゆー話は好物(笑)

 

自分の好きな話なので、

熱を込めて話ができますから、

結構生徒も話を聴いてくれます。

 

古文の学習において、

十二支みたいに、

身近で生活感があるテーマは、

授業の中の盛り上がりにとても役立ちます。

 

 

ということで、

今回は、

さらに、

授業で使える小ネタを

みなさんにシェアしたいと思います。

 

少しでもお役に立てれば嬉しいです(*^▽^*)

 

 

 

最近は減ってきましたが、

 

昔の人というのは、

自分の子どもに、

動物の持つ不思議な力にあやかりたいと、

 

子どもの名前に、

動物の名前をつけることがよくありました。

 

虎夫

 

とか、

 

 

クマ子

 

 

とか。

 

有名な所でいくと、

坂本龍馬


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姪が坂本春猪(はるい)さんですね。


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彼女は産まれた時から、

 

猪にそっくりだった!

 

・・・わけでなく(笑)、

猪の持つ生命力を、

彼女の親が望んだようです。

 

本人はどう思ってたんだろ・・・(笑)

 

で、

そう考えると、

 

日本でかなり有名な

小学生の女の子を筆頭に(笑)、


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キラキラネームが流行り出す、

平成の中ごろまでは、

 

 

○○子

 

という名前がとっても多かった。

 

 

道子とか、

 

清子とか。。。

 

 

 

あの

 

『子』

 

というのは、

 

 

ネズミさん

 

 

の子なのですが、

 

親達は、

ネズミさんのある能力を

 

 

素晴らしい!

 

 

と考え、

 

 

その能力が我が子にも宿るように!

 

 

と願いを込めて、

 

○○子という名前をつけます。

 

 

 

皆さんは、

どんな願いか分かります(笑)?

 

 

生徒とのやりとりはこんな感じ↓

 

 

 

私『どんな願いだと思う?

ネズミの”ある能力”が、

自分の娘にも宿って欲しいんだよ』

 

 

生徒A『えーと、

小さくなって欲しい!』

私『どんな親やっっ(笑)!』

 

 

生徒B『分かった!

足が速くなって欲しい!』

私『あー、娘がね(笑)。

速いといいもんねー・・・・

いいか(笑)!?』

 

 

 

好き勝手発言させて考えさせますが、

それがツッコミ所満載で、

実に面白い(笑)(笑)

とはいえ、

 

まず答えは出ないので、

↑分かってても、あえてきいてます(笑)

 

しばらくしてヒントを出します。

 

 

ちなみに、

 

 

人間の脳に

最も血液が回るようになるのは、

ヒントを出された時らしいので

(恐らく、まじです)

 

 

 

授業においては、

どんどんヒントを出すようにしています。

 

 

私『昔の日本てさ、

どうやって生活してた?庶民は。

何国家って呼ばれてたか

知ってる??』

 

賢い生徒C『農業!農業国家!』

 

 

 

 

私『そう!

ということは、農家には何が必要?収穫したり、畑耕したり。。。』

 

生徒E『分かった!!前歯!!』

私『アホ(笑)!!』

 

 

こんなやりとりで場を盛り上げつつ、

日本の昔からの生活形態なんかを意識させます。

 

だって、

今なんて

農業してる家の方が少ないですからね(笑)

 

改めて、

日本は農業国家であり、

日本人は農耕民族であった

ことを、

何となく意識づけたりします。

 

 

私『実はね、ネズミって

めちゃんこ子だくさんなんだよー。ハムスターとか飼ってる人は知ってると思うんだけどさ。

あとネズミ講とかって、

言葉もあるじゃん!?

サギとかで有名な(笑)』

 

 

つまり、

人々が

 

『子』に込めた願い

 

 

というのは、

 

 

子孫繁栄

 

 

とか

 

 

子宝に恵まれる

 

 

こと。

 

ただ、

生徒には、

ここまでの話しかしませんが、

 

実際のところ、

農家の方々が、

ハッキリと意識して、

子どもがたくさん欲しいから、

名前に、

 

 

をつけたかというと、

実は正直微妙かもしれません(笑)

 

 

なんとなくトレンドだから。

他の家の子も、子がつくから。

響きがしっくりくるから。

 

とか、

そんな曖昧な理由かもしれません(笑)

 

 

だって、

飢饉とか起きると、

口減らしのために

幼子を殺めちゃったりすることも

あったので、

農家にとって、

子だくさんが喜ばしいこと

とは一概に言えないのかも。。。

 

↑生徒には、

農家には人手が必要!

とだけしか、伝えませんが、、、(笑)

あえて。

 

 

 

もともと、

○○子と名付ける文化は、

貴族達の間にしかありませんでした。

 

 

嵯峨天皇様が、

自分の子どもに

○○子

とつけ始めたのがはじまりとされています。

 

 

 

でも、

日本の国家安寧を祈ることが

お仕事である

天皇様にとって、

 

子孫繁栄のモチーフともいえる

ネズミの子の字を、

子どもにつけるというのは、

やっぱりそういった

想いがあったんじゃないかなぁ???

 

なんて思ったりします。

 

 

 

庶民に広まった時には、

あまりそのことは

薄まってしまったかもしれませんが。。。

 

 

○○子という名前の生徒の数は、

だいぶ減っては来ましたが、

それでも学年には一人くらいいるので、

生徒にとっては馴染みがあるテーマです。

 

新年明けの、

授業の話題として

活用していただければ幸いです。

 

 

 

で、

この天皇家と、

『○○子』という名前には、

 

切っても切れない、

尋常ならざる

深い関係があったのですが、

それがまた

すごーーーーーく面白い(笑)!!!

 

次回は、

そのことについて

お話させていただきたいと思います。

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき

感謝しております(*^▽^*)

 

 

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今回のまとめ

ネズミみたいに、

ポンポン産んで欲しい(笑)!

と思ったのもしれない。